今年の4月は夏の様に暖かい日があったと思ったら、
次の日は真冬に逆戻りしたよう寒さだったりしましたが、
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
あまりに温暖の差が激しいので、
レッスン前日にウエルカムドリンクをご用意する時に、
「明日は冷たいジュースにしようかしら? それとも温かいお茶にしようかしら?」と、
ちょっと悩んでしまう私でした。。。
さてさて、昨日にて
「パリのビストロメニュー」レッスンは全て終了いたしました。
ご参加下さいました皆様、どうもありがとうございました♪
フランスのビストロやカフェで定番のお料理を、
日本のご家庭で作りやすく&より美味しくアレンジしてご紹介いたしましたが、
いかがでしたでしょうか? 1ヶ月のレッスンを振り返りながら、補足事項をアップ致しますので、
ご家庭でお作りになる時の参考になさってくださいね。
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【サラダニソワーズの補足事項】
初日のクラスの一番人気は、
生徒さん6人全員一致でメインの「豚肉のシャリキティエール風」。
ソースが複雑なお味でおいしい!というお声をたくさん頂きました♪
そして、2クラス目は
「1つではなくて2つあげてもいいですか?」とおっしゃっる方が多くて、
前菜の「たこときのこのブルゴーニュ風」と、デザートの「クレメタンジュ」の2品に人気が集中し、サラニソワーズに1票!
あれれれれ???12人中、「手作りツナ入り サラダニソワーズ」を挙げてくださった方はお一人しかいません。。。
ちょっと気になった私は、2クラス目の生徒さんがお帰りになった後に、
残っているサラダニソワーズの材料をお皿に盛りつけて頂いてみました。
そうしたら、人気がない原因が分かりました
サラダニソワーズはいろいろな食材を組み合わせた
”コンビネーションサラダ”です。
大皿に何人か分を盛りつける時は、
まるでお花畑のようにいろいろな食材を散らして盛りつけますが、
今回のレッスンではお一人分ずつ盛りつけているので、
同じ食材同士を固めるようにして盛りつけています
(フランス式フラワーアレンジの世界でしたら、
「マス活け」とか「グルーミング」という感じですね)。
それを皆様そのままお召し上がりだったんです。
パプリカはパプリカだけ、アスパラはアスパラだけ、卵は卵単品で・・・。
これでは全然おいしくありません!
コンビネーションサラダの醍醐味は、
全部の材料が渾然一体となった複雑なお味なのですから。
「ドレッシングを回し掛けたら、全部の材料をよ〜く混ぜてからお召し上がり下さいね!」という言葉を添えるのを私がうっかりと忘れていたのです。
本当にごめんなさい。。。
そして、野菜は直前まで冷蔵庫でよく冷やしておいて、
ドレッシングはたっぷりめがおいしいですよ。 3クラス目からは
「ドレッシングをたっぷりと回し掛けたら、
全部の材料をよ〜く混ぜてからお召し上がり下さいね!」 という言葉を何回も繰り返しました。
そうしたところ、「サラダニソワーズ」の人気が急上昇

(笑)
そして、何人かの生徒さんから
「ツナはもちろんのこと、アスパラもパプリカも卵もナイフとフォークで細かくカットしてから、全部をよく混ぜて頂いたら、おいしかったです。また、食べ始めと最後では味が随分と違うのにも驚きました。最後の方がドレッシングの味がよく染みこんでおいしかったので、混ぜてから少し時間をおいた方がよりおいしく頂けるかも?」という感想を頂きました。
4月7日(水)&4月9日(金)にご参加の皆様、言葉が足りずに大変申し訳ありませんでした。。。 是非、ご自宅でもお作りになって
「ドレッシングはたっぷりとかけて、手作りツナもほぐして、全部の材料をよ〜く混ぜてからお召し上がり下さいね!」 そして、このドレッシングは作りたてよりも作ってから少し置いた方が、
バジルやニンニクの香りがドレッシングに染みこんでよりおいしくなります。
遊びに来た母に前日のレッスンの残りのドレッシングをかけてサラダを出したところ、
「このドレッシングがおいしいわ〜」とレシピを聞いて帰りました。
ですから、おもてなしの時などは前日からドレッシングを作って、
冷蔵庫に入れておくのがお奨めです。
その場合はドレッシングを回しかける時にもう一度泡立て器でしっかりと乳化させてくださいね! また、手作りツナ(マグロのコンフィ)は容器に入れて冷蔵庫に保存すれば、かなり持ちますよ。
その時はツナが空気に触れないようにオイルをたっぷりと注いで、
オイルで空気を遮断して下さいね。
作り立てもおいしいですが、
保存している間にハーブやニンニクの香りがよりしっかりと移った手作りツナもとてもおいしいものです

私もレッスンごとに少しずつ出るツナの切れ端をオイルやハーブ、ニンニクと一緒にガラス瓶に入れて冷蔵庫に保存していて、小腹が空いた時につまんでいます(笑)。
そして、このニンニクも食べられるんですよ!
低温でじっくりと時間をかけて加熱しているので、
ニンニク臭もかなり抜けていて、ほっくりとしたじゃがいものようです。
これは「にんにくのコンフィ」と言って、レストランフレンチの世界では、お皿の上に所々あしらって、盛りつけにも使われます。
また、マグロのほか、鰹でも美味しくできます。
今はちょうど初鰹の時期ですので、どうぞ鰹でもお試し下さいね。
この手作りツナは以前のイタリアンの復習ですので、
「同じ手間なので作る時はいつも倍量で作って保存している」という方や、
「以前習った時に鰹とマグロの両方で何度も作って、友達や親戚に配りまくってどっちが好きか聞いたら、人によって好みが分かれた」という熱心な生徒さんもいらっしゃいました。
まぐろやハーブの香りが移ったオイルも美味しいので、
捨ててしまわないで、いろいろなお料理に使い回して下さいね。
今回のレッスンでは、サラダニソワーズのドレッシングの他に、
「たこときのこのブルゴーニュ風」のきのこを炒める時にも使いました。
また、カリッと焼いたフランスパンに塗っても美味しいですよ。
「サラダニソワーズ」の補足事項だけでだいぶ長くなってしまったので、
他のお料理に関してはまた後日にさせて頂きますね。